ホラー映画克服講座
いやね、そりゃアタシも物凄く苦手でしたよ、ホラー。
ハナから怖くないほうがおかしいですよ。
TSUTAYAのホラー映画コーナーとか怖くて行けなかったもん。
でもねー、好奇心が勝っちゃうんですね。
怖いな、怖いなぁ~。
それこそホラーゲームとか無理だったんだけど、
うちの親が好きでね、割と早めに我が家にプレステが導入されてて、
スゲー聞こえたの、ゾンビの呻き声とか。
超怖かったけど、ある日見つけちゃったんですよ、攻略本。
そっと読んでは戻し、読んでは戻しの繰り返しで気づいたらバイオハザードやってましたね。
面白いんですよね、ホラーって。
めちゃくちゃ非日常じゃないですか。
そういうエンターテイメント的な面白さに気づいてからのホラーの面白さったらないですよ。
ある種一周回ってコメディだし。(『最終絶叫計画』シリーズが正にそれだけど)
まぁ、逆にコメディもよく考えたらホラーだしね。
キャシー塚本の元ネタなんて『ミザリー』のキャシー・ベイツだし。
紙一重よね。
あとは史実とか宗教学とか文化とも照らし合わせると面白いよね。
それでも怖いもんは怖い?
じゃあこれを見てみましょう。私はこれで完全克服しました。
やっぱね、ex.人だったりするんですよね。
そもそも体験が無いのと立証できる根拠が無いので信じてないですけども。
…っていうか、普遍的なルールや納得できる材料があれば寧ろ信じたい。
でも、念はあると思うんだよなぁ。
ということで、年の瀬なので分野毎にホラー映画を紹介しましょうか。
【初心者編】
やっぱりまず最初のハードルとしては何を見ていいかわからないってのがあると思うんですね。
うん、もう好きなのジャケ借りすれば良い。
なんか一緒に出てるのもあるし!おれだって全部追い切れてないわ!!
ただ、しいて言うならば、
『キャビン』
The Cabin In The Woods Trailer (HD)
クリス・ヘムズワース(ソー)のバカジョックキャラも最高。
この時点で『ゴーストバスターズ』のリブートのキャラはあったのかもね。
本来ならある程度「知っている」方が良いのかもしれないけど、
逆にここから観ていっても良いと思う。
だって、だいたいの粗筋って最早テンプレート化されてる訳で、
それを考えるとここから元ネタディグっていくのもアリですよ。
ここから最短で行くか周り道するかは自由。
でも、まだちょっと自信無いなって方は次はこちらへ。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
Tucker & Dale vs. Evil (2011) Official HD Trailer
これも山小屋に行ってチェーンソーを持ち出すんですね。
ここはやっぱり一つのポイントでもあり、重要なクリシェですね。
「ひぃ~!スプラッター!」な方でも割と大丈夫なんじゃないかと思うくらい二人が超良い奴。
もう泣けてきちゃう。
あとは近年サイコパスがどうたらこうたら言われてる中で実際どういうことなの?という点でも良かったです。
実は原題でなるほどなーと思うところもございます。
どちらも如何にホラーとコメディが紙一重かということが解る映画ですね。
ここら辺を踏まえるとちょっとはハードル下がるかなと。
【グッと踏み込んでみよう編】
言うてね、痛いのは嫌いなんですよ。
こう、箪笥の角に足の小指をぶつけたような、リアルに痛いやつ。
『マーターズ』とか流石に勇気でないもん。
だから実は語れる程そんなに観てないんですけど、
「これは面白いぞ」というのを何本か。
The Autopsy of Jane Doe - Official Trailer I HD I IFC Midnight
まぁ、とある女性の死因を解剖して探っていく形なので、サクサクっといきます。
身体が。
ただ、描き方として凄く事務的な進み方をするので、言うほどエグくは無いかと。
そういうゴアなところではなく、真相が一体何なのかというところで面白いですね。
文字通り解体していくにつれて段階を踏んで明らかになるのがね、
またトラディショナルな感じで良いのです。
良い意味で凄く海外で作られたJホラー的な印象。
「いや~ん、もう、それ来るのかよ~!」という感じも良かったですね。
『ペット 檻の中の乙女』
これはね~、凄いサイコパスの描き方がリアル。
とことんやっちゃうっていうのが良いよね。
もう、檻とか全部自分で作るDIY精神が良い。
ホントは良い子なんですよ、ホントは。
だけど、「僕が君を守るんだ!」っていう気持ちがね、難しいよね。
モテないサイドの青春パンク感あるよね。
どんなビッチだとしても、もうその気持ちはしゃあないよ、切ない。
『カルト』
珍しく邦画です。
ただ、お前コノヤローと。
よくやったなコノヤローと。
邦画って予算無いから難しいじゃないですか。
『カメラを止めるな』をホラーと言っていいかはさておき、
それ以前のかなりエポックメイキングというか、「馬鹿じゃねぇの!」っていう邦画ですね。
所謂「ホラー」として観るかどうかというところがポイントですね。
クサすぎて美味いぐらいクサい。プンプン匂いますな。
そこからもう急に少年漫画になるのがやられましたね。
中二感を惜しみなく出してくるのがもう、ズルい。
…っていうか、アンク(仮面ライダーオーズ)、おい。
『富江』シリーズも賛否両論ですが、僕はだいたい好きです。
だって、そういう漫画だし。
…ということで、どうですかね。
観たくなりましたかね?ホラー映画。
面白いんですよ。
お正月休みなのでね、お暇であればこの機会に是非に。
だいたいネットフリックスとかにあるので。
まぁ、僕、無職なのでお正月休みとかの概念無いですけどね!!
ホラー!!