ホームタウン/ASIAN KUNG-FU GENERATION
言うて無職なので、バリお金ないんすね。
もう髪切りに行くお金も無いので、
2008〜2010年頃の後藤正文氏の様な髪型になってますね。
とは言うものの、聴きたいじゃないですか、色々。
そんな時に諸々文章を書く上で、リファレンス用にプレミアムにしたSpotifyがまぁ〜役に立つ。
12/5にリリースされた『ホームタウン』というアルバム、前評判から期待してたので、
とりあえずサブスク活用でソッコー聴いてました。
諸々余裕できてからちゃんと買ったんだけど、
まず、声を大にして言いたいのは、
ゴッサン、やっぱすげーっす、若い頃に仲間内で酷い呼び方してすんません。
これに尽きますね。
陳謝。
やっぱり愛がありますよね。
そして未来を見据えている。
何がって言うと、
サブスクが台頭してる中でフィジカルでもリリースっていう事に意義を見出してる。
初回限定版を買う意味がちゃんとある。
やっぱりファン心理的にもフィジカルで欲しいっていうのはあるけど、
プラスして中村悠一氏のアートワークの素晴らしさがあって、
今回はEPも付けちゃうよっていう心意気。
しかもただ紙ジャケなだけじゃなくて、ちゃんとジュエルケースのCD入れるとこがあるってのが感動。
あとは単純に南米ツアーの様子も観たいしね。
中々、ファンをずっと離さないって事は難しい。
どうしても、遅かれ早かれ双方何れかは居なくなる。
命は永遠じゃないので。
メジャー中堅バンド(って位置付けで良いのか?)が新規を獲得するって中々難しいと思うし、
ましてやオールドファンって信者でもない限りほとんど残らないし。
でもやっぱこのバンド良くやってんなぁと思うのはメンバーがずっとリスナーであるって事が大きいよね。
昔から好きなのも、新しいものもずっと追ってるリスナーとしての愛がある。
伊地知氏はなんか料理作ってるけど。
音源の方に話を移すと、
まず『ホームタウン』っていうタイトル通りルーツ回帰なバリパワーポップ。
「荒野を歩け」なんて当時「夜は短し〜」のアレもあって正直あー、はいはい(ハナホジ)って感じだったけど、
改めて聴くとoid伊達じゃないっすねと超かっこいいもんね。
あとはやっぱweezerのリヴァース・クオモ御大とブッチ・ウォーカーの参加、
これはもうこのアルバムのコンセプトたらしめるとこあるよね。
『サーフ・ブンガク・カマクラ』はコンセプチュアルなパワーポップアルバムだったけど、
出たのもだいぶ前だからそりゃそうだけど、
その流れを汲みながらグイングインアップデートされてるってのが素晴らしい。
ホームカミングスの人ボーカルとってるのも良いよね。
あ、お金なくてついこの前のライブ行けなかったの思い出して凹んできた。(ユーセッド…)
EPの方にはフィーダーの人(すんません、あんま知らない)とホリエアツシ氏やシモリョー氏。
リアルタイム世代としてはホリエアツシとの共作は熱いんだよなぁ。
(ストレイ)テナー感もしっかりあって、
別に変に擦り寄ってる感じしなくて凄く良い。
音に関しては自分の耳じゃ正直よくわからん。
ゴッサンに「低音低音ルームアコースティック」と洗脳されてるのかもしれないけど、
ソルファ再録の時からフワーッとした空気感とズンとしたローは鳴ってるのかしらと感じてる。
やっぱギターがブリブリに歪んだ時にはアガるよね。
「モニター論」にはなるほどなーと思いました。(安イヤホン使いの言い訳)
※追記
ずっと使ってたパナソニックの980円からサウンドピーツのワイヤレスに替えて聴いてみたらなんとなーく「画角」の話がわかるような気がしました。
…というか、バスドラが特にウッと来るね。
昔の音源はハイがとりあえずギャッと鳴ってる印象。
面白ー。
DVDは新しいパソコン届いたら観ます、すんません。
※追記
DVD観ました。
南米って良いよなぁ。
2回行って超感謝されるって感じが凄く北海道と似てるのかなと思いました。
逆に、やっぱそれだけハードルが高いのか。
あと、タイアップというか、アニメの効果ってスゲーなぁと。
シャーク山田さんもキャーキャー言われてて安心しました。
暗号のワルツ羨ましー。
ずっと観ていて思うのは、
一般的なリスナーからのバンド像と
コアなリスナーからのバンド像と
当人たちのバンド像の違いって難しいなと。
別に何が偉いとかないけどさ、
僕は性格が悪いのでリライトリライト言ってる輩にはイヅナ落とし喰らわせてやりたいのだけど、
今、めちゃくちゃ面白いバンドだと思うよ。
まぁ、そういうとこで言えば、
この前の芋骨ゼップツアーは前列のにわかポカーンで最高でした。
「永遠に」で全員クエスチョンマーク浮かんでたもんね。
そんな僕がブチ上がって踊り狂ったのはレディへの「high and dry」です。
High and Dry - Radiohead (Live Studio Session) (Subtitulada)
当人なりのストラグルもそうだし、曲も変わらず良い。
どこか諦念はあるけど、「それでも」という部分がやっぱりずっと好きなとこなんだろうなぁ。
これからの展開としては、
ちゃんとしたトリビュートを作って欲しい。
あんなんで良いのか!?
キューン!おい!コラ!
そんな感じで、近年のアルバムでかなり好きです。
なにせ『ホームタウン』だもんね。